The 巣 in はてな

2016年にADHD診断の出た主婦のブログの、はてな版です

不注意優勢型ADHD(ADD)を家族に伝えた結果

不注意優勢型ADHD(ADD)と判明してからすぐに家族に知らせました。一つは実家。もう一つは夫。それぞれ反応が違っていたのが面白いところです。(いや、その時点で腹の立つことはありましたけれども……。)それぞれ、振り返ってみます。

まず、私が家族に伝えたのは、

  • 私を誤解しないでほしい(得意と苦手に開きがある、万能じゃない)
  • 私をうまく取り扱う方法を知ってほしい(≒助けてほしい)
  • もしかして家族内に似た傾向の人がいるかも?(それなら適切な対処を)

といった点を明らかにする必要がありそうだったからです。

実家での反応

まず、真っ先に電話したのは実家でした。知能検査、その後の診察を受けて帰宅したのがお昼時だったので、午後になって落ち着いてから掛けてみたところ、出たのは母でした。

ちなみに母とは子供の頃から折り合いが悪かったんですよね。まあ、ちょうど世の中に広まってきたキーワードで言うと「毒親」。彼女の夫である父は、どちらかというと感情的な絆を結べる相手ではあったのですが、これがまた母とは違って「弱い者をバカにし笑いものにして優位に立つ」という手段を家庭で特に頻繁に行なう人で、かつ「負けるな」と脳みそが筋肉でできているような悪しき体育会系のノリの人でした。いや、です、ね。

まあ、そんな、元から100%信頼できるわけではない両親なので、ある程度予想はしていましたが、母に結果を知らせた直後に言ったのが、
でした。

「○○ちゃん(本名)がそんなビョーキなわけないっ!」

病気って……。一応、心理学とか精神医学とかに凝っていた時期があって専門知識もある程度あるもんですから、「『発達障害』って病気じゃなくて『発達特性』だし、そもそも病気だって悪いことじゃないんじゃないか」的なことを言い返しました。

が、やはり受け入れてもらえず。その一方で、知能がちょい高めだった件については全く反応なし。満足だったんですかね、いわゆる教育ママで100点を取らないと、たとえ98点でも完全否定してくる母ですからね。なるほど、私はADDの不注意のせいでよくテストでうっかりミスをやらかしてきましたが、より頻繁に母に否定されていたわけですね。そりゃ、成人する頃には自己肯定感もマイナスになろうというものです。二次障害ってやつか。

実家に残ったままの弟にも(ニートで社会不適応だし)色々と発達障害なりが影響しているのではないかという点を確認したかったんですが、終始一貫して否定されてしまいました……。父にも伝わっているかどうか。なんか面倒なんで、父にもメールとかで知らせなくてもいいかな?

夫の反応

で、他方、もともと「片付けられないのはビョーキのせいだからじゃないか?」と指摘して、けれども、そこで「手伝ってあげるから一緒に片付けの仕方を憶えていこう」というジェネラスな反応をし(口惜しさや屈辱感でその時は泣きましたが、後から思うと、なかなか言えるセリフじゃない気がします)、その直後に精神科での診断を後押ししてくれた夫のほうはというと。

「知ってた!」

でした(笑)。付き合い長いですからね。

その後、うっかり忘れがちな点、例えば、ゴミ出しや子供の幼稚園・習い事の集金については率先して管理してくれるようになりました。(ちなみに、金銭管理はもともと夫がやっています。おこづかいを得た瞬間バンッと使い切る私の衝動性が面白いと夫は言いますが、常にウィッシュリストがあるつもりでした。が、ADDってわかると、ちょっと自信がなくなってきます。ほんと、お金を任せられる人がいて良かった……。)

子供の特徴とその要因への洞察

そして、私たちの間の子供の、何というか、滅多に見ない頑固さについても話が及びました。

私たちの子供は、生後間もなくからよその赤ちゃんとちょっと違う気がしていました。例えば、

  • 3か月くらいになっても頻繁に目が覚める
  • 外出中にめったに寝ない(ベビーカーでも抱っこでも)
  • 4か月くらいから2年ほどは母べったり(父抱っこ拒否)
  • 4か月くらいから大人だけでなく乳幼児にも激しい人見知り(一定距離に入ると号泣)
  • 2歳過ぎまで離乳食を断固拒否(おっぱい派)
  • 新しい環境が苦手(幼稚園入園直後は半ば緘黙、自己主張や表情が消えてた)
  • 寝返りできるようになって、エアコンのリモコンに近づけずに泣いたころから、目的を達成できないことにものすごいフラストレーションを抱く
  • ファンタジー的返答にマジレスで返してくる(母「小人さんが~」子「それはお話しの中のでしょ」)

もちろん、良いところもあるんです。工作が大好き、絵を描くのが大好き。親友もいるみたいだし、笑顔が絶えないし、家族にいつも大好きとありがとうを欠かさない。何か面白いことがあると、きらきら瞳を輝かせピョンピョン跳ねる。

必ずしも発達障害と決まったわけではないですし、多動もないんですが、親目線でどうも扱いにくいこの言動、私の幼少期によく似ているんですよね……。

私自身は、自分の言動がどのような評価を受けるか事前に予測できなかったものの、その言動が周囲にどう受け取られたかは──上述のような母親の対応のおかげで大人の顔を窺う幼児だったので──嫌になるほど明確に感じてました。

私の、私の子供に対する対応も、正直、満足できるものではないように思っていて、じつは夫もこの点について自省を重ねていたらしく、

  • うちの子の子育ては超面倒、だけど、
  • うちの子は「良い子」「悪い子」でなく(しかたないから)そのまま受けとめよう、
  • 発達障害であってもなくても「うちの子」に変わりはないから、何とか一緒に育児していこう、

ということになりました。

まとめ

家族へのカミングアウトは、実家は否定的、夫は肯定的・建設的という結果になりました。

一応、友人たちにも伝えてみようかなという気がしたので、SNSでチラッと投稿してみたりしたので、その結果はまた別にまとめたいと思います。

みなさん、どうなんですかね……? 実家を出てて実家の援助とか特に期待できないようなら、さらに傷つく必要はないと思うんで、伝えないのもありだなというように私は思いました。ほんと、信頼できる人だけ周囲に残して後はサヨナラするのが、心身の健康に一番ですね。

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